「餅投げ(もちなげ)」は、日本の伝統行事の一つで、特に上棟式(じょうとうしき、建前とも)や地鎮祭、祭りの際に行われることが多いです。以下で詳しく説明します。

■ なぜ餅投げをするの?
1. 縁起担ぎ(えんぎかつぎ)・厄除け
• 家を建てる際や神社の祭礼では、災いを払って工事の安全や家の繁栄、地域の安泰を祈るために餅を撒きます。
• 餅は「力持ち」「健康長寿」の象徴で、配ることで「福を分ける」という意味合いもあります。
2. 感謝とふるまい
• 地域の人や工事関係者への感謝の気持ちとして、餅やお菓子、小銭を撒いてふるまいます。
3. 地域とのつながり
• 地域住民が集まることで、交流の機会にもなり、共同体意識が強まるという側面もあります。
■ 餅投げはしなくても大丈夫?
絶対にやらなければならない行事ではありません。
近年では以下の理由で省略されることも増えています:
• 安全面の懸念(落下物によるけがなど)
• 地域の慣習が薄れてきている
• コストや準備の手間
• コロナ禍以降の人が集まる行事への配慮
迷ったら、地元の慣習や年配の方の意見を確認するのがよいでしょう。
■代替案(やらない場合の工夫)
• 関係者だけで「お清め」や「神事」だけを行う
• 餅を配るだけにする(撒かずに手渡し)
• 引き出物や記念品を配る
必要かどうかはケースバイケースですが、形式よりも感謝の気持ちや安全への祈りが伝われば十分です。希望に合わせてアレンジも可能です。
餅投げを行う場合、準備する物は「撒くもの(餅・お菓子など)」「包装」「撒く場所の安全確認」などが中心です。
■ 餅投げで用意するもの一覧
① 撒くもの(主役)
・紅白餅
丸餅(直径5〜7cm程度)を紅白で用意。縁起物です。1人5〜10個ほど拾える数が目安。
・菓子類(小袋)
飴、ラムネ、うまい棒、せんべい、キャラメルなど、袋入りが安全で人気。
・小銭(おひねり)※希望時のみ
5円や50円玉に紐を結んだものや、ティッシュや紙で包んだ「おひねり」を撒くことも。安全に配慮して注意。
② 包装・容器
・ビニール袋や紙袋
餅・菓子をまとめるための袋。あらかじめ袋詰めして撒くと安全。バラでもOK。
・紅白の包装紙・のし紙(任意)
地元の風習や祝い事の雰囲気を出したい場合に使用。
・名入れシールやラベル
記念に「○○家上棟記念」などを貼ることもあります。
③ その他(運営・安全対策)
・撒く台・やぐら・足場
高所から撒く場合、安全な足場や階段が必要(建築中の足場を使うケースが多い)。
・スタッフ(撒く人)
主催者、親族、工務店の人など。2〜3人いれば十分。
・公民館放送・お知らせ看板・チラシ(任意)
近所に告知することで参加者が集まりやすくなります。
・安全管理の人員
子どもの転倒、けが防止のため周囲で見守る人がいると安心です。
・掃除用具(ほうき・ごみ袋)
落ちたものやゴミの回収のため、終了後に必要。
■ 予算の目安
• 紅白餅:1人前500〜1000円分 × 参加人数
• 菓子類:1,000円〜3,000円程度(袋詰めすると喜ばれる)
• 合計:1万円〜3万円程度が一般的です(小規模ならもっと抑えられます)

■補足:最近の傾向
• 「撒かずに配るだけ」にする家庭も増加中
• 安全面を考慮し、小さな子どもや高齢者には「記念品」を渡すだけにするケースも
家を建てることは人生でそうないことです。餅投げをするかしないか、規模などもご家族と話し合ってみてくださいね。
